りりあんぬ 大学生のときは、ダンスをしていました。あとは家から大学まで約10キロメートルあったのですが、その距離を毎日自転車で往復していたので、かなりの運動量だったと思います。
「ベイマックス」とあだ名をつけられたことも
――10キロメートルを自転車で!?
りりあんぬ 電車代を節約したくて。持っているお金はできるだけ食べ物に使いたかったんです。
自転車で大学に向かっているときも、お腹が空くと途中でマクドナルドに寄ってフライドポテトを買って、それをつまみながら走っていたな。ちなみにポテトを頼むときは、必ず「塩は多めで!」と言っていましたね(笑)。
――たくさん食べるけど、その分体も動かしていたんですね。
りりあんぬ でも、社会人になるとそうもいかなくなっちゃって。ダンスもしなくなったし、自転車にも乗らなくなったのに同じ食生活を続けていたら、あっという間に80キロを超えてしまいました。身長が163センチなのですが、最高で85キロまではいきましたね。
太っても顔にはあまり肉がつかないから、顔が小さくて体が大きいって意味で「ベイマックス」ってあだ名をつけられたことも。
――それは、体型をからかわれて?
りりあんぬ からかわれて、というよりは、キャラクターみたいな扱いだったんだと思います。少なくとも私自身は、そう呼ばれても嫌な気持ちにはならなかった。友達もたくさんいたし、趣味もたくさんあったから、深刻に体型を気にしたことはなかったです。
ダイエットを決意したある出来事
――でも、サバゲーはダイエットのために始めたんですよね。それまで体型を気にしていなかったのに、どうして突然?
りりあんぬ ちょっとヘビーな話になるんですけど、ある日の夜、新宿駅を歩いていたら、手当り次第女の子にナンパをしている酔っ払いがいたんですよ。私にも声をかけてきたのですが、拒否したらその人がキレて殴ってきて。
ただ、その酔っぱらいが180センチ以上あったからか、周りの人も最初は怖がって見ているだけだったんですね。で、殴られているうちに私の耳につけていたAirPodsが外れて転がっていったんですけど、それを「歯」だと思った人が止めにはいってくれて。
落ち着いてからその人に「きっとあなたも怖かったと思うのに、助けてくれてありがとうございます」とお礼を言ったんです。そしたら、「すぐに助けに入れなくてすみません。でも、お姉さん強そうだから大丈夫かなと思って」と言われて。
――それは失礼ですね。