「(職員の服装が)いやらしいもんでさあ、だから一緒になってこうやって(屈むような姿勢を見せて)やってるもんで。そのことを取り上げるのはやめてくれ。そういう服を着てくるなって職員には言っとるの。『屈むとわかるで、自分で見てみい』って」
――胸元は覗いていない?
「一切、胸元は見たことないし。見えそうになったこともあったけど、自分でこうやって(視線を下げて)見えないようにしとったんやって。本当に胸元なんか見たことないんやって」
――後ろを向いてみろと言ったことは?
「……一回ある。それは悪いけど、そういう格好してきたらあかんよっていっとんの。だからそれはあかんよって。パンツラインとか、ほかの人から見えたらいかんから、そういうのが見えないやつを着てほしいって言っただけのことであって」
――多くの職員がセクハラを指摘していることについて。
「聞いて本当にガックリきました。言葉足らずっていうか、自分の不徳の致すところっていうか、そんなつもりはなかったんや。すいません、迷惑かけました」
岐南町役場の見解は?
小島町長の一連の“セクハラ行為”について岐南町役場に問うと、こう回答した。
「嫌悪感又は恐怖感を抱かれた職員に対して、岐南町として、深くおわび申し上げます。大変申し訳ございません。一連の事象を重大な事象と受け止め、最優先の課題として、事実関係の確認、原因分析及び今後の対策に取り組む所存です」
さらに岐南町役場は今回の職員らの告発を受け、副町長を本部長とする「危機管理対策本部」を設置し、調査していくという。
岐南町は今後、女性職員の労働環境の改善にどう取り組むのか、「危機管理対策本部」の対応が注目される。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、小島町長の人物像、“密室”の町長室や自家用車内で女性職員を嫌悪させた行為、役場職員だけではなく町民に対する“セクハラ疑惑”、セクハラの訴えに耳を傾けなかった町役場の対応、2時間半に及んだ小島町長との一問一答の内容など、岐南町で何が起きているのかを詳しく報じている。
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