今回は、「薄毛」に悩む方に向けたお話。
これからの “撤退”が不安で仕方ない20~30代の方々や、すでに悩んでいるけどお洒落もしたい、カッコよくなりたい方々へ、有名人を参考にした具体的なヘアスタイルを提案します。(前後編の前編/後編を読む)
どうして日本人はハゲを隠したくなるのか?
欧米で「薄毛」はむしろ男性的でカッコいい、セクシーだとされていることは周知の事実です。
ですが、薄毛を恥ずかしい、カッコ悪いと考える日本人の感性は、国民性や文化のせいだけではありません。それは、多くの日本人の一般男性が、薄毛が「恥ずかしく見えやすい」、また「カッコ悪く見えやすい」特性を持っているからです。
そのポイントは、「頭の形」「毛量が多い」「黒髪」です。
▼日本人に特徴的な「頭の形」
多くの他人種の方の頭の形は、「卵型」で滑らかなラウンド形です。特に黒人の方などは、後頭部がモリッと丸みを帯びています。丸みの強い頭の形は、ボウズでも髪が伸びても、ヘアスタイルがキレイに見えやすい特徴があります。
対して日本人をはじめとする東アジア人の頭の形は、四角く骨張っています(この角を「ハチ」と呼びます)。「ハチ」が張っていると頭はジャガイモのようにゴツゴツとして、四角いシルエットになります。すると、伸びた髪の毛もそのまま四角くなり、頭が実際よりも大きく見えやすくなります。
ここで更に頭頂部が薄毛になると、てっぺんの部分にボリュームが無くなり、よりハチを強調してしまうことになります。耳上にボリュームが出ることで顔と頭が横に広い印象を与え、「ジャガイモ」っぽさを強調してしまうのです。
▼日本人は「黒髪」
上記に加えて、多くの日本人の髪の毛は、黒々としています。「黒髪」で薄毛になると、髪の毛と頭皮との白黒のコントラストが強くなり、薄毛が目立ちやすくなります。「離れ小島」の数本の毛に関しても同様で、ヒョロヒョロと悪目立ちしやすくなるのです。