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今風だけど、絶対やってはいけない髪型

 今風のおしゃれヘアで薄毛に向かないヘアスタイルもあります。それはズバリ、「前髪長めのスタイル」です。

 昨今、韓国アイドル風の「前髪長めのボブスタイル」が人気ですが、おでこが後退していると前髪の厚みが足りず、隙間からおでこが見えるようになります。この「隙間からおでこ」は、「バーコードヘア」や「スカスカのすだれ前髪」と同様の結果を招いてしまいます。

 さらに言えば、長めの前髪は顔を動かす度に形が崩れやすく、隠れた状態を一日中キープするのも難しい。そのため、気になるおでこを“隠すため”に前髪長めにするのは、避けた方が良いでしょう。

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「重め前髪」は流行中だが、おでこが後退していると前髪の厚みが足りず、隙間からおでこが見えるように

▼ボウズが似合うかは、キャラクター次第

「ハゲたらいっそのこと、スキンヘッドにしよう」と考えている方も少なくないと思います。ですが、スキンヘッドやボウズも、あまり有効とは言えません。理由は、キャラクター(人柄)が認識されていないと成立しにくいからです。

 急にボウズにすると、周りから「何か、やらかしたの?」と質問されること請け合いです。そして、一般的には「初見の印象」が怖く見えがち。その人の人柄を知っていれば違和感はないものの、ビジネスヘアとしてボウズがあまり良いとされないのはこのためで、人を選ぶスタイルだといえます。また、元の頭の形が丸わかりというデメリットもあります。

 さらに、顔が若いと似合いにくく、高校球児のようになりやすいという、年齢的なマッチングの問題もあります。

 ミュージシャンのKID FRESINOは、スキンヘッドが似合う好例です。しかし、これも丸みを帯びた頭とスタイリッシュな出立ち、そしてチャーミングな笑顔を振りまくキャラクターがあってこそだと言えます。

ミュージシャンだからこそ許されるスタイル。スキンヘッドは人柄が認知されていないと成立しにくい

 では、薄毛が気になる方にオススメできるのはどのような髪型なのか。後編では具体的なヘアスタイルを紹介します。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。