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〈美容師からのアドバイス〉“薄毛が気になってきた”人が「絶対にやってはいけない髪型」ワースト3

2023/05/21
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▼日本人は「毛量が多い」

 東アジア人の髪は西洋人に比べて、一本一本が太く、ハリがある直毛であることが多いです。これによって髪は立ち上がりやすく、髪の重なりでボリュームが出やすいため「毛量が多い」状態になります。毛量が多い人が多数派の中で薄毛になると、相対的に「ボリューム感のない見た目」の印象が相対的に強まってしまうのです。

 このように、日本人が薄毛を気にするのには理由があるのです。

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これだと薄毛が際立つ! やってはいけないヘアスタイル

 薄毛が気になる方に向けて、まず避けるべきヘアスタイルをご紹介します。

 例としてお笑い芸人が多く出てきますが、これはお笑い芸人の方々はハゲを武器にしていることが多く、意図的にハゲが目立つヘアスタイルにしているからです。

▼実はバーコードヘアと同じ効果の「すだれ前髪」

「カッコ悪いハゲ」といえば、「バーコードヘア」。世代問わず、誰も真似したくはないはず。バーコードヘアがハゲを際立てている理由は、「髪と頭皮とのコントラストがハッキリしている」からです。

 これは、例えば「スカスカのすだれ前髪」も同様です。気になる部分に前髪を降ろすことでさりげなく隠しているつもりかもしれませんが、これは頭皮と髪のコントラストを生み、かえっておでこを目立ちやすくするのです。 

バーコードヘアが逆効果であることはよく知られているが、「スカスカのすだれ前髪」も同様の効果を生む

▼耳上にボリュームがある髪型はやめよう

 先述した通り、てっぺんの部分にボリュームがない方が、耳上にボリュームのある髪型を採用すると、ハチが張って頭が大きく見えてしまいます。よって、ハチが強調される髪型も避けたほうがいいでしょう。

 いくつか例を見てみましょう。例えば、ミルクボーイ内海さんの「角刈り」はハチを強調するスタイルです。男らしく素敵ですが、四角いフォルムが強調されてしまい、ゴツゴツして見えるとも言えるかもしれません。

 また、フットボールアワー岩尾さんのボブスタイルも、チャーミングですが、四角く横に広いフォルムで、頭をわざと大きく見せている髪型と言えます。 

耳上にボリュームのある髪型は、ゴツゴツとしたフォルムを強調してしまう