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「女なんて月400万稼げる。パンツでも身体でも売れるんだから」16歳の女子高生に40万円のシャンパンを入れさせる“メンコン”のあまりにえげつない営業スタイル

「女なんて月400万稼げる。パンツでも身体でも売れるんだから」16歳の女子高生に40万円のシャンパンを入れさせる“メンコン”のあまりにえげつない営業スタイル

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 執事や王子様、アイドルなど、さまざまなキャラクターになりきった若い男性たちが、コンセプトに沿った世界観の店内で接客してくれる「メンズコンセプトカフェ」、通称“メンコン”。

 このメンコンが、新宿・歌舞伎町や秋葉原などを中心に東京都内で急増し、大きな問題を生んでいる。10代などの若い女性が、男性キャストを“推す”という名目で支払い能力を超える多額の金額を貢ぐケースが後を絶たないのだ。

歌舞伎町の路上で客引きをするメンズコンカフェの男性キャストたち

 若い女性はなぜ貢いでしまうのか。過剰な貢ぎが起きてしまう背景には、店の巧妙なシステムがあるという。

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女性客に大金をつぎこませるメンコンの仕組み

 ほとんどのメンコンは、おおよそ以下のような仕組みで営業している。

 1時間1000円~2000円程度の席料がかかり、客の女性のドリンクは1杯800円から1000円程度。男性キャスト用のドリンクは別料金で、客がキャストに奢るような形態になっており、注文すると一緒に飲んでくれるのが一般的だ。

 キャスト用ドリンクの価格帯は幅広く、アルコール度数の高いショットやお店限定のオリジナルシャンパン、高級酒のボトルになると数万~数十万円にのぼることもある。

キャストと2ショットが撮れるチェキはメンコンの定番メニュー

 他には男性キャストとツーショット写真を撮ったその場でプリントしてもらえる「チェキ」が特徴で、1枚1000円前後で販売されている。

 男性キャストは客が注文してくれたドリンクやチェキの金額によって歩合が入る仕組みになっており、女性客にチェキやドリンクの購入を促す。

 多くの店で導入されているのが、店で使った金額に応じて男性キャストと店外でプリクラが撮れるなどのポイント制で、その特別感、優越感を求めて客はお気に入りのキャストに多額の金をつぎ込むのだ。

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