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動画を撮りながら「フォー」と叫び、「もっとやれ」と煽る人たち…「通りは“スラム街”のようだった」
「その店舗は仮設スペースのような、定期的にお店が変わる場所で、最近は店先にマスクを出して販売していました。男性らが倒れこんだ事で商品が散らばってしまい、踏まれて潰されているのに、周囲は動画を撮りながら『フォー』と叫んだり、『もっとやれ』と煽る人たちばかりでしたね。その騒動に乗じて落ちている商品を万引きして立ち去っていく人もいました。警察は周りの警備で気づいていないようでしたが……」
その後、その場にいた目撃者が「肩を殴っていた」など一連の妨害行動を警察官に証言してデモ参加者の男性2名が連行された。そして、そのうちの1人が逮捕されている。
「逮捕、連行された男性が揉めている動画がネット上で出回っていますが、実は前列の方がもっと激しく争っていたんですよ。彼らはガレージに何度も当たって、ガシャーンと音が鳴っていました。そして、巻き込まれて倒れている一般の方の上にさらに人が倒れこむというような事態も起きていたんです。騒動が落ち着いてきたと思いきや、近くのコンビニで新聞の万引きがあって、また警察が集まってくるということもありました。あの時の本通りはまさに“スラム街”のようでした」(同前)
サミット反対を訴えるデモ隊はその後も行進を続け、その傍らでは別の万引き事件で連行される人物もいた。そして、その様子を見ていた外国人らが、“乱痴気騒ぎ”を起こしている日本人に指をさして笑っていたという。40代女性は「これが日本だと思われるのは非常に悲しい」と嘆くばかりだった――。