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《新浦安“連続放火”事件》「5、4、3、2…」近隣住民が恐れおののく“カウントダウンの謎”と5つの火災現場の“意外な共通点”

《新浦安“連続放火”事件》「5、4、3、2…」近隣住民が恐れおののく“カウントダウンの謎”と5つの火災現場の“意外な共通点”

genre : ニュース, 社会

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大通り沿いの目立つ場所を狙った大胆な犯行

 これまでの火災現場とは別のマンションでの発生となったが、共通点も浮かび上がる。男性が続ける。

「このマンションは、エレベーターには防犯カメラがありますが、駐輪場にはないんです。それに自分の住んでいるマンションも火災があったマンションもUR都市機構の賃貸なんですよ。不審者の情報や近隣トラブルも聞いたことないですし、そもそも賃貸ですからあまりご近所づきあいもなくて……」

 事件との関連は定かではないが、このマンションは奇しくも“2号棟”だった。

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不審火のあったマンション付近を巡回する警備員(読者提供)

「両隣には郵便局とコンビニがあって防犯カメラもあるし、このマンションは大通りに面しています。これまで火災があったマンションも新浦安駅から近い場所ですよね。もし誰かが火をつけたのなら、目立つような場所を狙うなんて大胆だなと思いました。今後エスカレートしたら、けが人が出たり延焼したりする可能性もあるので、本当に怖いです」(同前)

 5月に入って、新浦安で立て続けに起こった未遂含む5件の火事。賃貸マンションばかりが狙われた騒動。5、4、3、そして2号棟へとカウントダウンさながらに移る犯行現場。地域の住民は安物のミステリのようだとは笑っていられない、不安な日々を送っている。

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