「吉井先生は子供たちに懐かれていましたよ。子供たちが自分から寄ってくような、優しい男の先生でした。そんな先生に、子供の盗撮動画をネットで販売する“裏の顔”があったなんて今でも信じられない。子供になんて説明したらいいのかわかりません」(保護者)

 スイミングスクールの優しい先生が、水着姿の小学生の教え子たちの盗撮動画を販売するという、あまりにも卑劣な罪。保護者たちは怒りに震え、言葉を失っている。

 兵庫県姫路市のスイミングスクール「JSS姫路スイミングスクール」に勤めていた元インストラクターの吉井一磨容疑者(48)が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)容疑で逮捕されたのは、4月のことだった。

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JSS姫路スイミングスクール

「界隈では“プール盗撮の神”と言われていたようです」

 容疑は昨年11月~12月に、着替えをしている途中の5~12歳前後の女児の裸の画像や動画を、大分県に住む20代の元保育園職員の男に送信した疑い。その後、女児の水着をずらすわいせつ行為の様子を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いでも再逮捕された。吉井容疑者の呆れた犯行動機について、社会部記者が話す。

「吉井容疑者は最初に逮捕された当初、調べに『同じ性癖を持つ者同士で仲良くなりたかった』と話しており、働いていたスイミングスクールで撮影したと容疑を認めていました。さらに再逮捕後は『性的欲求を満たすためだった。同じことを数人にやった』と供述しています。吉井容疑者のスマホからは盗撮した動画や画像が200点以上見つかっており、余罪は他にも大量にあるとみられます。吉井容疑者はネット上ではカリスマとして知られ、界隈では“プール盗撮の神”と言われていたようです」

JSSの水着を着た女児の盗撮動画がネットで販売された形跡があった

 吉井容疑者は兵庫県高砂市出身で、加古川市の高校を卒業後、大阪市内の保育科がある短期大学に進学。卒業後、20年以上にわたりアルバイトや正社員として、大阪や兵庫県三木市のJSS系列のスイミングスクールを転々とする、ベテランコーチだったようだ。