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近所に響く「助けてー!」「殺されるー!」という叫び声

 東証プライム上場企業の社長という誰もが羨むキャリアを歩みながらも、プライベートには難あり――田辺被告の自宅の近隣住民が声をひそめる。

「ご主人(田辺被告)は休日に子供とキャッチボールをしたり、少年野球チームで野球を教えたりと典型的な良きパパに見えましたよ。庭で木の剪定をする姿もよく見ました。社長の割には質素な感じの人で、お抱えの運転手どころか、仕事にはいつも電車かバスで通勤していました。ただ、夫婦仲はかなり悪かったと思いますよ」

 家庭内ではたびたび熾烈な夫婦喧嘩が起きていたという。激しい争いは時に警察沙汰に発展することもあったようだ。

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「昨年6月に漏洩の件で家宅捜索が入ってからはおとなしくなりましたが、それまでには何度も警察が来る騒ぎがありました。ある時は奥さんの『助けてー!』『殺されるー!』という叫び声と、ガシャーン! バリーン!とモノが壊れる音までして、ただ事じゃないと思いましたね。ご主人は普段はおとなしそうに見えるんですが、カッとなると手が出ちゃう性格なんでしょう。長男の目や腕にアザがあったのを見たことがあります」(同前)

田辺被告の妻は「主人はほとんど家にはいません」

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 こうした事実関係を確認すべく、取材班は田辺被告の妻に話を聞いた。

――夫婦仲が悪くて、喧嘩で警察が来たこともあったと伺いました。

 ご近所さんが言ったんですか? あー、1回あると思います……。すごく前の話ですが。

――ご主人から奥様が暴力をふるわれたことはあったのでしょうか。

 主人は仕事のストレスはありましたが、信念をもってやっているので、そういうこと(暴力)はありません。主人はほとんど家にはいませんし、そこまで(暴力)はありません。

――事件については、どのように受け止められているのでしょうか。

 この度は色々な方にご迷惑をおかけして申し訳ないと思っています。

 秘密を持ち出したばかりに、家庭の秘密まで暴露されてしまった田辺被告。まだ隠していることがなければいいが。