地元・沼津では目撃情報ひとつで“債権者”たちに追われる日々。狭まる包囲網をかいくぐり、浅沼容疑者は大阪に“新天地”を求めたのだろうか。
天才的な詐欺まがいの手口でホストからも金を巻き上げる
マッチングアプリはホストが潜在的な客を見つけるために使われることも多い。ところが浅沼容疑者の場合は、女性を狩ろうとするその道のプロをも出し抜き、逆に金を奪うこともあったという。被害者ホストが語る。
「昨年末にマッチングアプリで知り合いました。すぐにかんなが“ホス狂”であることはわかったのですが、ポッキーの箱に100万円以上入れている動画をインスタにあげてたり、別のホストクラブで1本200万円する飾りボトルをいれた写真を見せつけてきたりと、羽振りがいいように見えたんです。他でめっちゃ金を使ってそうだったので、油断して『新幹線代がない』みたいな理由で、10万円以上貸しちゃいました」
天才的な詐欺まがいの手口にはまったこの男性ホストが貸した金は、当然のように戻ってこなかった。
金を貸した人々は泣き寝入りを強いられたまま
「返済してくれと迫ったら、インスタはブロックされるわ、LINEのアカウントは消滅するわ。諦めかけていた頃、なぜかかんなでなく、高見容疑者から連絡が来て、『代わりに返す』と言ってきたんです。良かったと思って銀行口座を教えたのですが、待てど暮らせど振り込まれません。しびれを切らして高見に問い合わせても、彼は『振り込んだ!』の一点張り。めちゃくちゃな連中ですよ」
マッチングアプリを使いこなし、子供をダシに金を騙し取っていた浅沼容疑者。巧妙な手口でたぶらかし、稚拙な言い訳で踏み倒し――金を貸した人々は泣き寝入りを強いられたままだ。“余罪”の被害は深刻である。
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