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大槻ケンジ、柏原崇、稲垣吾郎らと浮き名を流す

 一方で、女優としての菅野の勢いは留まるところを知らなかった。『NUDITY』発売直後の1997年末に放送されたドラマ『君の手がささやいている』では聴覚障害者役を好演し、翌年のエランドール賞で新人賞を受賞。以後も『大奥』や『働きマン』、『曲げられない女』など、数多くのヒット作で主演を重ねた。

「プライベートでも大槻ケンヂ、柏原崇らと浮き名を流すなど、若い頃から恋の噂は途絶えたことがありませんでした。中でも注目を集めたのは1998年にフジテレビ系ドラマ『ソムリエ』で共演した稲垣吾郎との熱愛でしょう。交際は約8年にわたりましたが、菅野が31歳のときに破局が報道されました」(芸能ライター)

「大奥」制作発表時の菅野 ©時事通信社

 最終的には2013年に、映画『大奥』で共演した俳優・堺雅人と結婚。交際3カ月でのスピード婚だったが、結婚から3か月後に始まったドラマ『半沢直樹』は堺の代表作となり、“あげまん”ぶりも証明した。

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「結婚後は、大きい仕事の時期が堺と被らないように夫婦で調整しているそう。2015年と18年にお子さんが生まれたこともあって今も仕事量をセーブしているようですが、今も引く手あまた。あの写真集も、きっと現在の糧になっているのだと思います」(同前)

 わずか20歳での“覚悟”が、大女優を育てていた。