野宮真貴さん、松本孝美さん、渡辺満里奈さんが気になる話題を語り合う「大人の女史会」。マスクを外すことが多くなり、改めて、シワ、シミ、たるみが気になるようになった3人。今回は美容皮膚科の最前線を知るべく、野宮さん行きつけのウォブクリニック中目黒へ。クリニックの髙瀬聡子院長にお話を聞きました。『週刊文春WOMAN2023夏号』より、一部を紹介します。
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「眉間にボトックス」最近は20代から始める人も
野宮 髙瀬先生とは10年以上前にフィトセラピーを通して知り合って。クリニックへ通うようになったのは3年ほど前からかな。半年に1回、眉間にボトックスを入れてもらっていて。
髙瀬 私の場合、まずカウンセリングをして、どんな風にお顔を演出したいかということを共有するんです。要は、まったくシワがないお顔にしたいのか、ある程度ナチュラルに、シワは残しつつ元気に見えるようにしたいのか、その方の美意識によって違いがありますから。真貴さんの場合、ステージでパフォーマンスをするときは元気に見せたいと。そのためには、極力眉間にシワが寄らないようにしたいよねって。
野宮 私、高音を出すときに眉間にすごくシワが寄っちゃうのね。そうすると、なんだか苦しそうに見えてしまうから、その予防で。
髙瀬 実は、みなさんにボトックスを入れて良かったと思う箇所を聞くと、第1位が眉間なんです。私も半年に1回打ってます。
松本 打つと、そこはまったく動かなくなる?
髙瀬 量で調整できるんです。まったく動かさないようにしたいのか、多少動くようにしたいのか。だいたい4か月から6か月ぐらい効きますから、定期的に続けるとシワが刻まれにくくなっていきます。最近は20代から始められる方もいて。
3人 えーっ!
髙瀬 昔と比べて美容皮膚科のハードルが下がったというのもあると思います。うちのクリニックは17年目ですが、始めた頃は、ボトックスやヒアルロン酸といった注入系は、みなさんやっぱり抵抗がありました。でもいまは、世代を問わずみなさん前向きです。
渡辺 確かに昔って、ボトックスを入れるだけでも「整形」と言われちゃっていたかもしれない。