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 夕刊フジにはこんな見出しも。

『大混乱マイナ “底なし状態”政権不信に直結』(6月22日付)

 底なしってすごい。

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新聞社説を読み比べたが…

 さて、私が新聞読み比べが好きなのは、同じテーマなのに新聞によって論調の違いがあるからだ。それぞれを読み比べたうえで自分の考えをまとめるときに役立てるのが面白いのだが、マイナ問題ではどの社説もほぼ同じというのがポイント。まさにマイナポイントです。

『保険証の廃止 見直しは今からでも遅くない』(読売新聞6月7日)
『マイナ混乱で総点検 保険証廃止時期の再考を』(毎日新聞6月23日)
『マイナカード 白紙に戻して再考せよ』(東京新聞6月21日)
『マイナカード混乱 「普及優先」を見直す時だ』(産経新聞6月10日)
『マイナ保険証 「一本化」強行許されぬ』(朝日新聞6月9日)

 読売、毎日、東京は保険証廃止を「見直し」「白紙」「再考せよ」とはっきりと言っている。

《岸田文雄首相はトラブルを謝罪する一方で、マイナンバー制度を「やり抜く」としている。こうした強硬姿勢は、国民生活の安定に不可欠な既存の制度や民主主義のルールを損ないかねない。》(東京新聞)

《現在、何ら不都合なく使えている保険証を廃止し、事実上、カードの取得を強制するかのような手法が、政府の目指す「人に優しいデジタル化」なのか。》(読売新聞)