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「北斎のように、死ぬまで技術を磨きたい」

三井 コミュニケーションツールとしての魅力です。レゴブロックがあれば、年齢も国籍も超えて、世界中の人たちとコミュニケーションが取れる。

 今年3月に「神奈川沖浪裏」(『富嶽三十六景』の1つ)」をボストン美術館に展示して、特にそれを実感しましたね。言葉がわからなくても、印象深く感じてもらうための仕掛けを自分なりにたくさん入れたんですけど、実際に現地を訪れると、見ている方たちのリアクションがとても良くて。

「わぁ、すごいなー!」と驚く姿を間近にして、レゴの力を確信しました。言葉は要らないんだなと。

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ボストン美術館に展示された「神奈川沖浪裏」(写真:本人提供)
「神奈川沖浪裏」(写真:本人提供)
「神奈川沖浪裏」(写真:本人提供)

――レゴ作品制作はいつまで続けたいですか?

三井 (『富嶽三十六景』を描いた)北斎も死ぬまで技術を磨いていたという話があります。だから、自分も北斎のようにレゴ作品制作を生涯続けられたら嬉しいですね。(前編の「三井さんのこれまでの人生編」を読む)

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。