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「健康にいいはずがない」と決め込んでいた名医がどハマり…サウナブームが必然だったと言える2つの理由

source : 提携メディア

genre : ライフ, ヘルス

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たった7分で体調がグングンよくなるルーティン

また、サウナに入っている7分間も有効活用して、自律神経を整える呼吸法を実践し、腸をはじめとして全身の組織に健康効果を得られる独自のストレッチも座ったままおこなっています。

その呼吸法とストレッチについては、本書でくわしくご紹介します。

たった7分、されど7分。

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1回たったの7分間、サウナに入る習慣を毎日続けていくうちに、体調がグングンよくなっていくことを実感できたのです。

ただし、このルーティンは私自身のものです。

もちろん参考にしていただくのは結構なのですが、私がみなさんにお伝えしたいのは、それぞれのサウナルーティンを見つけてほしいということなのです。

「サウナ→水風呂→外気浴」を1セットにして3回くり返すことで、初めて「ととのう」ことができるというルーティンもあるようですが、人間の体には個人差があります。

私たちの体は、体によいことをしているときに「気持ちいい」という感覚を覚えるようにできていますが、各人が気持ちよさを得られるラインは人それぞれです。

もっとサウナは自由でいいのです。

「気持ちいい」という感覚を道しるべにして日々サウナを楽しみ、あなただけの「サ道」を見つけることによって、どんどん健康になっていただきたいと願っています。

小林 弘幸(こばやし・ひろゆき)
順天堂大学医学部教授
1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属小児研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学医学部小児外科講師・助教授などを歴任。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートやアーティスト、文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導にも携わる。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”としても有名。近著に『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム)、『名医が実践! 心と体の免疫力を高める最強習慣』『腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず 免疫力が10割』(ともにプレジデント社)『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』(日本文芸社)。新型コロナウイルス感染症への適切な対応をサポートするために、感染・重症化リスクを判定する検査をエムスリー社と開発。
「健康にいいはずがない」と決め込んでいた名医がどハマり…サウナブームが必然だったと言える2つの理由

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