公式には公演の中止、早川の降板の理由は体調不良と発表されたが、スタッフや共演者の間では冷めた雰囲気も漂っていたという。
「舞台『CROSS ROAD』での早川は以前から問題児で、衣装やカツラに文句をつけてスタッフを困らせたりしていました。カツラは最後まで折れず、本番も地毛で出演しています。他にも開演前に『やりたくない』と衣装もつけずに逃走して、スタッフが早川を捜索したこともあるんです。
さらに自身が原因で舞台が中止になったときも、早川は周囲の人に謝るわけでもなく、楽屋に閉じこもって出てこなくなってしまった。事務所の人間が現場に駆けつけても応じず、同じ楽屋の女性共演者が説得してようやく収まったのですが、現場の空気は冷え切っていましたね」(同前)
「早川のせいで地道に積み上げてきた信用が崩れたと怒る人も」
“号泣事件”によって、早川に対する「精神的に不安定」という評価は運営内で固まり、生田絵梨花らが築き上げてきた東宝演劇との信頼関係を傷つけたこともそれに拍車をかけた。その後から、早川の卒業のタイミングが本格的に模索されるようになったという。
「他の乃木坂メンバーの舞台活動にも影響を与えかねない出来事でした。乃木坂と舞台やミュージカルは切っても切れない関係で、『レ・ミゼラブル』を始め数多くの東宝演劇に出演した生田絵梨花をはじめ、真剣に取り組んできたメンバーたちのおかげで、業界最大手の東宝との関係を保ってきた。メンバーやスタッフの中には、早川のせいで地道に積み上げてきた信用が崩れたと怒る人もいます。
しかし一方の早川は、原因は運営にあると恨み節。早川と運営の信頼関係は完全に崩れています」(前出・乃木坂関係者)
乃木坂46が所属する「乃木坂46合同会社」に早川の卒業の経緯や、舞台でのトラブルなどについて事実確認を行ったが、期日までに回答はなかった。