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事務所スタッフが頭を悩ませていた永山の2つの“悪癖”
永山は3人兄弟の末っ子として東京・板橋区に生まれた。俳優業に興味を持ったきっかけは、6つ上の兄、瑛太の存在だ。
「中2の時、瑛太の映画デビュー作『青い春』に感銘を受け、何百回も見て台詞を全部記憶したといいます。尊敬する俳優は堤真一、憧れの生き方は勝新太郎と話していました」(知人)
07年にデビューし、わずか4年後には、映画「ソフトボーイ」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、NHK朝ドラ「おひさま」「べっぴんさん」などに出演し、やがて全国区の存在になっていった。
だが、事務所スタッフは彼の2つの“悪癖”に頭を悩ませるようになる。
14年の初秋、永山が当時、夜遊びの主戦場にしていたのは、多くの芸能人がお忍びで訪れる東京の三宿。バーの元従業員が振り返る。
「彼はモデルの女性2人を交えて飲んでいたのですが、泥酔の末、会計をせずに出て行ってしまったのです。女性が彼を呼び戻したところ、態度が豹変。店員にしつこく絡み、明細票をクシャクシャにして『俺は一度出した金は二度と引っ込めねえ!』と捨て台詞を吐き、紙幣を2枚丸めて投げ捨てる始末。1万円札を2枚出しているような雰囲気でしたが、よく見たら1000円札が2枚でした」
もう1つの“悪癖”についてテレビ局員が証言する。
「彼は『ドラマの番組宣伝はやりたくない』と公言し、それをポリシーのように貫いています。今年1月期のドラマ『リバーサルオーケストラ』(日テレ系)でも、メインキャストなのに番宣に一切協力せず、制作サイドは怒り、呆れていた」