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会見で整合性を問われると…

 さらにわからないのは後進に道を譲るのであれば、参院へのくら替えだって若手のチャンスをつみかねない。会見で整合性を問われると「都連会長をやっていて、参院の候補者を見つけるのが大変だった」と人材不足を理由に挙げた(東京新聞6月28日)。

 え、候補者を見つけるのが大変だから自分で出馬する? ちょっと何言ってるかわからない。謎だ。

 するとわかりやすい記事があった。

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『石原伸晃氏の参院くら替え方針、自民関係者「敵前逃亡とみられても仕方ない」』(読売新聞オンライン6月28日)

©文藝春秋

《「敵前逃亡したとみられても仕方ない」。ある自民党関係者はそう嘆いた。長年石原氏に投票してきたという無職男性(77)は「参院に挑戦というのは、杉並が見捨てられた感じがする。もう一度挑戦してもらいたかった」と話した。》

 伸晃氏にすれば10回も当選を重ねてきた杉並の選挙区だったが、もう相手に勝てないとみて「敵前逃亡」することにしたのだろうか。

「都連は寝耳に水だった」

 一方で気になるのは、「参院選に立候補することが確約されているわけではな」い(朝日新聞デジタル6月28日)という点だ。これも謎である。

 タブロイド紙では伸晃氏の参院選出馬について「都連は寝耳に水だったというから、いい恥さらし」(日刊ゲンダイ7月1日付)とも書いている。

 自分でいきなり花火をぶち上げたのか? では、伸晃氏が参院選に立候補できそうな自信とは何だろう?

「伸晃さんは森山選対委員長に話をしたから万事OKだと言わんばかり。森山派となった近未来政治研究会ですが、落選するまで長らく領袖だった自分の意向はスンナリ通ると思っているようです」(自民関係者・同前)