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神田 私お喋りなんで、好きなことをペラペラ喋ってた感じですけどね。どうやら視聴率が上がるらしく、視聴率女って言われてました。その番組が、終わると同時に他の番組でもレギュラーって感じで声が掛かって、もう一気に忙しくなりました。自分の意志とは関係なく、テレビに出たのですがまわりがワーッと騒がしくなってしまいました。

 テレビのお仕事も楽しいのは楽しいんですよ。どんどんお友達ができるし、スタッフさんたちも優しいし。ただ、テレビを観ている視聴者の人たちから、なんだあいつ生意気な…、みたいに思われてたと思いますよ。何でもはっきりズバズバ言うし。

いきなり「サブちゃん!」と呼んだら周囲が…

――テレビの現場で物怖じするとか、緊張することはありましたか?

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神田 全くなかったです。そもそもあんまりテレビを観て育ってなかったので、テレビ業界のことも知らなくて。みんなが知ってるような大御所の方々も知らなくて、ちゃんづけで呼んだりして上の人がポカーンとしてることとかありましたね。北島三郎さんにいきなり「サブちゃん」とか言ったりして、周りの人が「えー!!」とびっくりして、「北島さん!北島さん!」と大慌てしてました(汗)。

 

――(笑)。大御所と言えば、タモリさんは知っていましたか?『笑っていいとも!』にも出演されていましたが…。

神田 タモリさんは、知ってました。番組からしょっちゅう声を掛けて頂いて、途中からレギュラーで出させてもらって。新宿のアルタにもよく行ってました。

――『オールナイトフジ』から始まって、今まで印象に残っている番組はありますか?

神田 たくさんありますね。木梨憲武バレエ団(『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』)とか。ノリちゃんともプライベートでも一緒に遊んでたから、プライベートとお仕事がもう一緒みたいな感じでした。当時は仕事を仕事と思ってないというか、遊びの延長みたいな感覚でしたから、今考えると本当に失礼だったかなって思うんですけど。

 

ニューヨーク帰りのデヴィ夫人に言われたひと言

――神田さんは仕事でもプライベートでも変わらなかったですか?

神田 ほとんど変わらなかったですね。なんでもズケズケ言うタイプだったので。たぶん、そういうところがケンちゃん(美川憲一)も私のことをすごく好きになってくれて可愛がってくれてると思うんですけど。ケンちゃんは特に大御所だから、皆さん気も遣うと思いますが、私は、お洋服にしても、「ケンちゃんこれ似合わないよ。こっちの方がいいよ」って言うんです。

 ケンちゃんも「うのは正直だから、うのに聞くわ」って色々聞いてきたりして。一緒に旅行に行ったり、本当に仲良くなって、一生の母であり姉でありというような存在ですね。