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「あの子できないから」着るはずの服が消えていて…グラビアアイドルの杉本有美(34)がファッション誌の撮影で味わった“恐怖”

「あの子できないから」着るはずの服が消えていて…グラビアアイドルの杉本有美(34)がファッション誌の撮影で味わった“恐怖”

杉本有美さんインタビュー#1

2023/04/29

genre : エンタメ, 芸能

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 2000年代中盤から2010年中盤まで数多くの雑誌で表紙を飾り、トップグラビアアイドルとして活躍した杉本有美さん(34)。女優としても多くのドラマ、映画に出演し、2008年放送の「炎神戦隊ゴーオンジャー」須塔美羽/ゴーオンシルバー役を演じたことでも知られている。

 もともとファッションモデルだった彼女はグラビアを始めたことで人気を高めたが、そのことでファッション誌から厳しい仕打ちを受けていたーー。(全3回の1回目/続きを読む

©平松市聖/文藝春秋

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目立ちたがり屋だから「もっと出たかった」

ーー杉本さんってそもそもどんなお子さんでしたか。

杉本有美さん(以下、杉本) 幼稚園の時から目立ちたがり屋で、 小学校でも学芸会で自分から主役をやりたいという子でした。 主役が3人いても真ん中に立たされていましたね。

 芸能界入りのきっかけは2001年、漫画雑誌「りぼん」の読者モデルオーディションを受けたことです。その頃「天才てれびくん」が流行っていて、同年代の子たちがテレビに出ている姿を見て「私も出たい」となって、姉が読んでいた「りぼん」で読者モデルオーディションがあることを知って応募したら準グランプリになれたんです。

 でも漫画雑誌なので、モデルが登場できるページは毎月2、3ページしかなくて。それでもグランプリの子は毎月出ていたんですけど、 私は1年間で2回ぐらいしか撮影がなかったんです。だから悔しくて「もっと出たい」と思ってました。

©平松市聖/文藝春秋

ーー目立ちたがり屋ですもんね。そこで中学生でファッション誌「ピチレモン」の専属モデルオーディションを受ける。

杉本 中学に上がってテニス部に入ったら、先輩が「『ピチレモン』っていう雑誌知ってる?」って言われて。当時は大沢あかねさん、長澤まさみさんが誌面に出ている頃で、私もやりたいなと思って応募しました。合格はお母さんと一緒に入っていたお風呂で聞き、すごく喜んだ記憶があります。

 でも、「りぼん」に続き、「ピチレモン」のオーディションも準グランプリだったことが悔しすぎて。このままだと、また誌面に載れないと思って「毎月誌面に出られるようになりたい」と目標を立て、グランプリの子と私で何が違うんだろうと研究してましたね。