モデル・タレントのYouTubeチャンネルは数多くあるが、異彩を放つのが道端カレン(43)のチャンネルだ。
2020年の開設当初は女性向けの筋トレや食事法、ガールズトークなど穏やかな内容だったが、2021年の6月に突如『道端カレン 第二章 START』という動画をアップ。「肉体美を披露するコンテストに出る!」と宣言したのだ。
それ以降、チャンネルでは「筋肉」の2文字が多用され、ボディビルダーのようなトレーニング、大会準備、結果報告、反省&抱負……などの動画が並ぶ。
道端カレンは本気で筋肉業界に入ったのか。なぜそこまでトレーニングをするのか。肉体改造を始めて今年3年目を迎える本人に尋ねた。(全3回の1回目/続きを読む)
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突然の「ボディビル宣言」の理由
――実際に見ると、すごい筋肉ですね。
道端 ありがとうございます! 本格的に筋トレを始めて2年くらいで、ジムには週6ペースで通っています。
――YouTubeの『道端カレンのフィットネスチャンネル』でも、筋トレの様子を積極的に配信していますね。
道端 YouTubeは、2020年の春に始めました。ちょうど世の中がコロナ禍に入ったタイミングで、最初は宅トレ動画が中心だったんです。
――ある回から、チャンネルの雰囲気が変わりましたよね。それまでは“素敵な宅トレチャンネル”という感じだったのに、突然「ボディビルの大会に出る」と宣言して……。
その後の動画はずっと、ガチの筋トレや大会準備、食事や減量など。一体、何があったんですか?
道端 「道端カレンが本気で鍛えている」と驚かれるんですけど、実は10年前からトライアスロンをやっていたんですよ。
2011年にホノルルマラソンを走る仕事があり、それをきっかけにマラソン、その後トライアスロンを始めたんです。
この10年はアスリート同様の生活だった
――トライアスロンは水泳・自転車・ランの3種目ですよね。なかなかハードなイメージですが、これも本格的にやっていたのでしょうか。
道端 そうです。コロナ禍の前は3か所のトライアスロンスクールを掛け持ちして、週4~5回、朝から泳いでいました。ランは、週2でランニングクラブの夜間インターバルトレーニングに加え、週1で自主ラン。自転車は週4~5回、自宅にロードバイクを置いて70分ずつ。
練習するうちに表彰台に上がれるようになって、2017年度のジャパンカップ年間ランキングでは、35~39歳女子グループで2位になりました。
――すごい。アスリートに近い生活ですね。
道端 そうです。でも、2020年のコロナ禍で、大会が一気になくなってしまって。練習は続けていたし、ちょうど40代に入った頃だったので、何か新しいことに挑戦したいと思っていたんです。
そこで2021年の夏、YouTubeの企画として「ボディビルの大会に挑戦しよう」という動画を出しました。