結果は優勝「涙腺が崩壊してしまって…」
――でも、結果は優勝。
道端 優勝と言われたときは、涙腺が崩壊してしまって……。トレーニングを始めて1年経ったところだったので、頑張ったなぁと思いました。
その後、山梨県ビキニフィットネスオープン大会の35歳以上級で優勝。このときは、人生で初めてティアラをいただいて。トライアスロンの大会では、優勝してもティアラをいただくことはなかったので、とてもうれしかったです。
――実績を積んでいった。
道端 はい。その次が、JBBF主催のオールジャパン マスターズ フィットネス チャンピオンシップスという全国大会です。これは40歳以上45歳未満・160㎝超級で、4位になりました。
バックポーズのときに一瞬、ふくらはぎがつって焦ったんですが、大規模な大会で入賞できたのがうれしくて。これからもっともっと、マッチョになりたいんです。
「もう、痩せてなくてもいいんだ!」と気づいた日
――カレンさんは、ファッションモデルとしても活躍されていました。「モデルがムキムキになるのはどうなの?」という世間の目は、気になりませんか。
道端 そこは気にならないです。私は15歳でモデルデビューして、20代はスチールやショーなど、さまざまな仕事をさせてもらいました。当時のメジャーな女性誌には、ほとんど出たと思います。
その後、仕事の方向性を広げたいと思って、30代に入るときにタレントに軸足を移したんです。初めはテレビの仕事もモデルの延長線上だと思っていたんですが、あるとき「そうか、タレントさんは痩せていなくてもいいんだ!」と気づいて。
もっとマッチョに、バキバキに
――テレビには、いろいろな体型の人が出てますもんね。
道端 そうなんですよ。その人のキャラクターがあれば、どんな体型でも仕事があるんですよね。私は25歳で長男、28歳で次男を出産したので、30歳頃はちょうど、体型キープの難しさを感じていたときでした。
もちろん他の芸能人の方たちも気をつかっていると思いますが、モデルの仕事はまず、体型ありきです。私もモデル時代は常に気にしていたので、それに比べたら「タレントの体型管理はすごく楽ちんだな」と。
――では、今はバキバキの筋肉ボディになってもいいと?
道端 バッキバキで全然、かまわないです。今の私の肩書きは、モデルではなくタレントだと思っているので、筋肉がつくことや多少の体重の増減は気にしていません。
もっと体を大きくして、マッチョに、バキバキになりたいです!(#2に続く)
撮影 鈴木七絵/文藝春秋
ヘアメイク NOBU(LOVABLE)
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