今年の3月、三原じゅん子(58)と近藤真彦(58)は揃って自民党モータースポーツ振興議員連盟の総会に参加していた。三原は参議院議員、近藤は日本レースプロモーション(JRP)の次期会長、という立場である。

三原じゅん子 ©️時事通信社

 この2人は1979年の大ヒットドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)の同級生役で、三原が演じた山田麗子は「顔はやばいよ、ボディをやんな」の名セリフでも知られている。

 ただ三原が元女優であることは有名だが、紅白出場歌手でありハードロックバンドのボーカルであり近藤真彦と共通するカーレーサーであることはあまり言及されない。

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金八先生の3年後には「ホットパンツ&ヘソ出しルック」も披露

 三原じゅん子は1964年9月13日、東京都板橋区で生まれた。小学生の頃に芸能活動をはじめ、東京放映テレビ・劇団フジに入団。

16歳とは思えない迫力を発揮していた ©共同通信社

 テレビデビューは1978年の『スパイダーマン』で、化け猫に襲われる町娘役だった。翌79年に石ノ森章太郎原作のバレーボールドラマ『燃えろアタック』で本格的なドラマデビューを果たし、同じ年の『3年B組金八先生』がブレイクのきっかけになった。

 武田鉄矢が演じる教師・坂本金八の生徒の“ツッパリ”女子中学生を演じ、同級生には、たのきんトリオ(田原俊彦、野村義男、近藤真彦)や杉田かおる、鶴見辰吾らがいた。同級生をリンチする場面で登場する「顔はやばいよ」の名セリフは、迫真の演技もあいまって強い印象を残した。

 ドラマの初主演は1980年の『GOGO! チアガール』(TBS系)。この作品で三原は、アメリカの高校で実際に着用されていたという「ホットパンツ&ヘソ出しルック」を披露している。

 後に3度の結婚を経験することになる三原だが、“恋多き女優”ぶりは10代の頃からで、宮脇康之氏ら多くの共演者と浮名を流している。