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「残念だけど縁はないと思った」
あまり耳にしない比較的マイナーな教団だ。彼女によると、毎日朝晩お経を唱えないと地獄に堕ちるそうだ。それは僕も同じらしい。だから、自分と同じ教団に入信してほしい。それが無理でも、彼女の信仰は認めてほしい、と言われた。
朝晩お経を唱える人と暮らすのは難しい。自宅には大きな仏壇があるらしい。一緒に暮らしたら持ってくるだろう。
ホテルで彼女はこちらを強引に入信させようとしてはこなかった。しかし、交際が進めば強く要求してくるだろう。献金も強いられるはずだ。
残念だけど縁はないと思った。
帰宅して彼女が入信している宗教をネットで検索すると、さまざまな記事が見つかった。彼女の自宅が総本山から目と鼻の先にあることもわかった。年齢を考えても、長く濃い信者生活を送っているのだろう。
女性信者はみんなアソコのまわりの毛をつるつるになるまで剃っているという書き込みもあった。教祖の方針らしい。どんな教祖なのだ? 単純にスケベなだけじゃないのか? まさか教祖がアソコを一人一人チェックしているわけではないよな? 気になった。