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YouTuberへの転身、初期の頃はゴシップ系も

ーー2019年にはDVDからの引退を発表して、その年の年末には事務所を退所。YouTuberとしての活動がメインになります。

浜田 YouTubeで「事務所を辞めるためにDVDを辞めます」と言うことで、事務所もきちんと辞められると考えたんです。先輩でうまく辞められない方も多かったですし、きっぱり言わないと辞めさせてくれないと思って言いました。

 DVDを辞めると言わないと、事務所に「どこかに移籍するつもりだな」と思わせてしまう。そうではなく辞めるということで「芸能界からは去るんだろうな」と思わせたかったんです。

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ーーYouTubeは立ち上げ当初から浜田さんが好きでやっていることが伝わりました。

浜田 YouTubeは一から自分で勉強をして、カメラも照明も全部自分で買って、とやっていました。初期の頃はゴシップ系もしてました。暴露とか芸能界のギャラとかってみんな気になるじゃないですか(笑)。

©️細田忠/文藝春秋

ーー元彼の話だとか、芸能界の闇の話とかをしていましたね。友達に呼ばれたら、そこにはどこかの社長がいる話とか。

浜田 行ってみたら、ギャラ飲みだったみたいな。

 芸能の仕事が本当にない時に、大手の派遣会社に登録し、働いていたんです。そんな時に芸能界の女の子に「ご飯に行きませんか?」と声をかけられて行ったら、その派遣会社の社長がいたんですよ(笑)。

ご飯に来るだけで200万円というギャラ飲みも

ーーうわっ、一時期有名女優や人気グラドルとの関係が週刊誌に書かれていた人ですね(笑)。

浜田 そうです。でも私、その人のことを知らなくて。「全然お金がなくて派遣のバイトをしているんです」と話していたら、その社長は私が自分の会社で働いていると気づいたみたいです。食事の後はカラオケをしていたんですが、いつの間にか周りの人が離れて、社長と二人っきりにさせられたんです。

 そうしたら社長がグイグイ迫ってきて「彼女になったら、いろいろ仕事があるよ」と口説かれて。その時はうまくかわしたんですけど、帰りのタクシーで強引に20万円を社長に渡されて。一緒に食事した人に「もらって大丈夫なんですか?」と聞いたら「大丈夫。でも話は考えておいてね」と言われて。帰り際「この人といれば……」とかいろいろ考えちゃいました。

 結局「こんな世界はいけない」と、その後は何も連絡はしていないんですけれど、そういう世界もあるんだと初めて知りました。

©️細田忠/文藝春秋

ーーギャラ飲みにもいろいろあると思いますが、20万円をいきなり渡されるというのはなかなかないでしょうね。

浜田 20代後半ぐらいの時に、あるグラビアの子に「ちょっとご飯に来ない?」と言われて内容を聞いたら、中国の人かなんかがいる食事会で、ご飯に来るだけで200万円もらえるという話だったこともあります。

 でも怖いじゃないですか。その日は仕事が休みだったし、寝ていたかったので、「ごめん!」と言ってすぐに断っちゃったんですけど。

 それでも私は1年に1回そういうのに誘われるか誘われないかぐらいで、有名人と飲むことも少ないですし、まだ真面目に生きてきた方なのかなって思います。