1ページ目から読む
2/2ページ目

 松藤が強かったのは、株だけではない。

「持ち前の勝負強さを活かし、雑誌の競馬企画に何度も登場。1日に120万円勝ったこともあったそうです」(前出・記者)

 ついたあだ名は“ボインちゃん馬券師”。しかし、儲けても散財することはなかったそうだ。

ADVERTISEMENT

「株の利益などを元手に06年に現在も経営する化粧品会社を設立した」(同前)

要との夫婦仲は…

 知人の紹介で知り合った2人。要が「私のものになりなさい」と言ったのか定かではないが、すぐに意気投合し13年に結婚を発表する。当時の2人の様子を松藤の母が語る。

「付き合い始めてすぐに娘から『紹介したい』と言われました。私は『普通に会っても人柄がわからないから、ゴルフ場に連れてきなさい』と伝えたんです。その時の要さんのプレースタイルは落ち着いていて誠実そのものでした」

 現在、松藤は2児の母として子育てをしつつ、年商1000万円の化粧品会社の社長業を堅実に続ける。インスタでは、ゴルフや化粧品の話題は紹介するものの要の写真はなし。もしや、夫婦仲が悪いのか――。

ときどき英語を交える田邉教授(「らんまん」公式ツイッターより)

松藤は「私自身、まだ未熟で取り上げて頂く立場ではない」

「そんなことないですよ。子供のお迎えは夫婦交代制で、学校のボランティアにも参加しているそう」(親交がある株式会社ナースキュア代表の布施公予氏)。

 松藤にも取材を申し込んだが、「主人の仕事と家族は別のものです。私自身、まだ、未熟で取り上げて頂く立場ではないと自覚しております」と何とも手堅い返事があった。

 3月に22年間所属した事務所から独立した要は海外進出も視野に入れる。妻は見事に勝ち馬をモノにしたようだ。