「男でも女でも好き、人であれば好き」
「りゅうとは高校1年の時からの知り合いです。入学式でソッコーで仲良くなった。りゅうは入学してくる前から、同学年同士のSNSではちょっとした有名人だったんです。実際に入学式で会ってみると『なんだあのイケメンは!』と学校全体がざわついたぐらい(笑)。それでこっちから話しかけて、友達になりました。
その頃から、メイクやネイルをしていたし、ベルトの部分にバンダナをまいたり、目立つファッションでも話題になってました。男女分け隔てなく仲良くしてて、学年全員と仲良くしてたんじゃないかな。恋愛の話をするときもあって、その頃から『男でも女でも好き、人であれば好き』って言ってました。初恋は中学校の先生だって言ってました。
りゅうは『普通』って言葉をすごく嫌ってました。逆に自分らしくってことにはすごくこだわっていて、人が陰口言ったりしてても全く意に介さないメンタル最強なとこがありましたね」
そんなりゅうちぇるが「自分らしさ」を爆発させた事件が、高校の体育祭であった。その詳細は発売中の「週刊文春」で報じているが、B子さんにも忘れられない「りゅうちぇるとの高校時代の思い出」があるという。
「高校時代のりゅうはもうバリバリにメイクしてカラコンして、ルーズソックス穿いてオシャレに決めていて、女の私から見てもす~ごい可愛くて『りゅう、特別光ってるよ』なんて言ったら、飛び跳ねて喜んでて、可愛いやつでした(笑)」
「傷ついてないふりをするのが上手だった」
2015年にブレイクを果たし、16年にpecoと結婚、18年に第一子を授かるも、22年8月に法的な意味での夫婦関係の解消を発表。その後も、B子さんとCさん夫妻はりゅうちぇるが沖縄に戻ってきた際には、近況を直接語り合ってきたという。B子さんがため息交じりに話す。
「りゅうは昔から、すごく強くて明るい。その反面、すごーく“気にしい”。SNSやファン会などで『人生相談』をされると一日中、そのことについて考えて、ちゃんと答える。SNSの発信についても、書き上げた文言を何度も読み返して、さらに寝かせて、もう一度読み返して、投稿する。そんなことを自慢げに話していました。
SNSにはびっくりするぐらい真剣に向き合っていて、大事にして、執着していた。だから、SNSで向けられた誹謗中傷に、りゅうが『傷ついていなかった』というのはウソ。ただ、傷ついてないふりをするのが上手だった。本当は誰よりも繊細だったと思う……」
「りゅう、うーとーとー」そう言って、夫妻は手を合わせた。
発売中の「週刊文春」並びに「週刊文春・電子版」では、生涯を通じて「自分らしさ」を貫こうとしたりゅうちぇるの親友たちが明かした「秘話」を掲載している。
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【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】
▼いのちの電話 0570-783-556(午前10時~午後10時)、0120-783-556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)
▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)
▼よりそいホットライン 0120-279-338(24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226(24時間対応)
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