北海道日本ハムファイターズが大好きな、気象予報士の田中美都です。引き続き、関東からファイターズを応援しています。もう8月も中旬になって、ペナントレースの順位に関するいろいろな記事が出始めていますね。少し前に、ネットニュースで「【日ハム】自力CS消滅」という記事を読みました。うーん、読みたくないけど、こういう情報も出てくる時期ですよね。あんまり意味はないんですが、薄目になって、うすーくうすーく全文読みました。

 こういった野球に関する記事を目にすると、私は「原因は何だろう?」「何か勝ちにつながるポイントはないかな」とデータを分析したくなってしまいます。これは、私の仕事が影響しているのかもしれません。

もしかしたら暑さに強い!?

 気象予報士の仕事は、テレビで気象情報を伝える「キャスター」の仕事と、もう1つ、データや資料から天気を読み解く「解析」という仕事があります。放送で使う気象画面を作る時には、この「解析」がとても重要で、地上の気圧配置や上空の風の流れ、寒気・暖気の入り込み、雨雲のもとになる湿った空気がどのあたりまで入っているかなど、色々な資料に目を通して気象状況を把握していきます。

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 そして今回、今年のファイターズがどうしても気になり、私なりに気象予報士としてファイターズを「解析」してみました。そして、調べていくうちに「もしかしたら暑さに強い!?」ということに気づきました。

 ファイターズを応援していて、これまでなんとなく感じていたのは、「夏に失速する?」ということです。7月までは調子が良くても、8月に入ると負けがこんでしまう、そんなイメージがありました。ということで、2018年から2022年までの過去5年間の、8月の勝率を調べてみました。

【8月勝率】
2018年 43%
2019年 20%
2020年 54%
2021年 44%
2022年 38%

 と、5割を切っている年がほとんどでした。

 ちなみに7月は勝ち越している年が多く、

【7月勝率】
2018年 56%
2019年 73%
2020年 46%
2021年 63%
2022年 50%

 となっていました。

 7月から8月にかけて勝率が下がることが多かったので、「夏は失速?」というイメージがあったのかもしれません。

 これにはいろいろな理由があると思いますが、調べていくうちに、ポイントは「気温」にあるかもしれない!ということに気づきました。