その後も丸川は女子アナとして『ニュースステーション』や『ANNスーパーJチャンネル』『朝まで生テレビ!』などの報道番組で活躍する一方で、『ロンドンハーツ』などのバラエティ番組でも存在感を発揮。
しかし2003年6月にニューヨーク支局への赴任をきっかけにテレビから姿を消した丸川は、2007年にテレビ朝日を退職した。
その年の参院選に出馬して当選し、いわゆる“安倍チルドレン”として政界でのキャリアを歩みだした。翌2008年には同じ自民党の大塚拓衆議院議員と結婚し、2012年には第一子を出産している。
政治家になってからは野次で有名に
政治の世界でも2010年3月、厚生労働委員長だった柳田稔に対し、「この愚か者めが!」、「このくだらん選択をしたばか者どもを絶対忘れん!」という野次を飛ばして話題に。後に「この愚か者めが」Tシャツも自民党から発売されているが、本人は後に「反省したい」と発言している。
同年5月には鳩山総理(当時)に対し「ルーピー(頭がおかしい、という意)」という野次を飛ばしている。
女子アナ時代から「いつまでも“かわいい女子アナ”でいたくない、終わりたくない」と常日頃語っていたというから、これも有言実行と言えるのだろうか。
出世も順調で、2015年には内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)、2016年には東京オリンピック・パラリンピック担当国務大臣に就任している。
女子アナ時代は“東大出で、顔がきつくて、自分の意見を主張しすぎる”とからかわれたこともあるという丸川だが、その後の躍進を見ると、時折出る“ドジッ娘”ぶりがそれを和らげているのかもしれないと思わざるをえない。