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昭和的な部活とは対照的なスノボーやスケボー
スノボーやスケボーの平野歩夢選手のストリート系のルックスは、昭和的な部活とは対照的です。彼の見た目や口調から「チャラチャラしている」印象を持つ方も多いかもしれません。ですが、彼のプレーする姿に「努力」を感じない人はいないのではないでしょうか?
スケボー選手のお互いを讃える姿に注目が集まったのも記憶に新しいですが、彼らの「かっこいい」を体現するための振る舞いや言葉の一つには、「そのスポーツを愛している」というスポーツマンシップを感じます。
就活が始まるや否や突然メイクを強要されることも…
10代に体験したことは「経験」になり、その積み重なりで、人は「成長」します。外見に関する試行錯誤も立派な「経験」です。学生が「ヘアスタイル」に自由を求めるのは、通過儀礼のようなものかもしれません。
部活や校則で「メイクはするな!」と縛られてきたのに、就活が始まるや否や突然メイクを強要された、という経験のある方も多いはずです。
規制によって「外見」の自由度が低いまま日常を過ごせば、「外見」の経験値を得ることができないまま大人になります。必要だと知っているなら、最初から容認してくれればよかったのに。
メイクやファッションに苦手意識がある方が多いのも、実は「部活の縛り」に起因しているかもしれません。もしあの時期にヘアスタイルを自由にしていたら、もっと見た目に対する経験値を得ていたかもしれません。
ファッション業界の末端である美容師として、お洒落にも部活にも真剣に向き合える学生が増えることを願っています。