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坊主でもカットに迫られる頻度は他と変わらない

 また、「坊主はヘアスタイルが長持ちする」というイメージが’あるようですが、実は他の髪型と比べても、カットに迫られる頻度はほとんど変わりません。

 坊主というヘアスタイルは、基本的に髪の毛が根元から立ち上がっている長さで、頭皮が透けて見えている状態を指します。長くなるほど頭皮が見えなくなるため、個人差はありますが、見た目の印象では20mm位までは坊主に見えます。

 バリカンで坊主にする場合、3~9mm程度で刈ることが多いです。髪の毛は1ヶ月に約10mm伸びることから、短い坊主にしても、2ヶ月経つころには坊主に見えなくなります。そのため、「短いからヘアスタイルが長持ちする」ということはないのです。

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 ちなみに値段についても「バリカンで刈るだけだから安くなる」というものではなく、美容室や床屋さんの設定するカットの料金になります。

 これらを考慮すると、部活をする上で、坊主にすること自体にメリットはあまりないように感じます。そもそも「坊主がイヤ、おかっぱ頭がイヤ」という学生は多く、その論争も今に始まったことではないはずです。

なぜ、そんなに部活はヘアスタイルにうるさいのか?

 僕自身もかつて高校入学したての頃、ヘアスタイルに厳しそうな部活の入部を諦めた経験があります。年代を問わず、僕と同じように入部を諦めた方や、対照的に入部した末に3年間我慢を重ねた方も、たくさんいるはずです。そして実際のところ、学生を指導している指導者もまた、学生当時はイヤイヤ坊主にしていたのではないでしょうか?

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 そもそもなぜ多くの学生にとって「ヘアスタイルの自由」は侵されたくない要素なのでしょうか? そして、部活においては、本当に坊主でなければならなかったのでしょうか?