今回は、部活にまつわるヘアスタイルのお話。
部活にまつわるヘアスタイルといえば、坊主。今年も夏の風物詩、甲子園が開幕しました。試合のダイジェスト映像を見てみると、スポーツ用のサングラスをする学生がちらほら見られるなど、変化を感じます。ですが、その反面、特に地方校を中心に、以前よりは減ったにしろ、坊主姿の部員がまだまだ多い。
野球をする学生には、ヘアスタイルの自由度はまだ低いようです。僕は以前も「ツーブロック」にまつわる校則の不可思議さに触れましたが、「坊主は部活に適したヘアスタイルなのか?」についてを、美容師の目線で解説します。
部活で坊主にするメリットはある?
当然坊主にすると、剥き出しの頭皮は日焼けしやすくなります。頭皮の日焼けを防ぐためには、なるべく頭皮が透けて出ないように、髪の毛を長めにしておくことが必要です。ただ、日焼けが例えば「将来的にハゲる」原因に直結することはありません。
また、坊主は涼しげに見えるようで、実は体感的にとても暑いヘアスタイルです。というのも、僕自身、大人になってから夏場に坊主にした経験がありますが、直射日光が頭皮に当たる感覚がとても強くなります。帽子を被る屋外のスポーツの場合、帽子で暑さを軽減できますが、帽子を被らない屋外のスポーツでは、ある程度髪が長い方が暑さ対策になるかと思います。