「いかん…中国人だっ!」「みっ…見逃して…乳飲み子が…」幼きちばてつやが満洲逃避行で見た“戦争の現実”
『ひねもすのたり日記』より#1
『あしたのジョー』、『のたり松太郎』など数々の傑作マンガを生み出したちばてつやが自身の半生を描いた『ひねもすのたり日記』(ビッグコミック/小学館にて好評連載中)。
東京で生まれ旧満洲で育ち、家族と共に慎ましやかに暮らしていたが敗戦を機に生活は一変。約1年かけて命からがら日本へ引き揚げることになる。
ここでは懇意にしていた中国人に救出され、彼が用意した屋根裏部屋で息をひそめながら過ごしていた日々を描いた第15回、16回を抜粋してお届けする。(全2回の1回目/続きを読む)