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大学2年でミスコン優勝→アナウンサー試験まさかの全落ち→彼氏と電撃破局…“どん底”を味わった西澤由夏アナ30歳の波乱万丈

ABEMAアナウンサー・西澤由夏さんインタビュー #1

2023/08/12
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中央大学進学後は4~5つのアナウンススクール通い

――大学は中央大学ですね。サークルには入ったんですか。

西澤 はい。バスケットボールサークルに入りました。

――中学はバスケ部ですもんね。じゃあバスケに打ち込んだ?

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西澤 いや、みんなはバスケをちゃんとしてるんですけど、私はしてなくて。たまに顔を出して、みんなの応援をして、その後の飲み会に現れるような学生でした。サークルの夏合宿は盛大にやるので、それは絶対に参加していました。

 バスケ自体は本当にやってなくて、新入生歓迎会で1回やっただけ。2年生からはアナウンススクールに通い出し、ミスコンも始まったので、なかなかサークル活動に参加できなくなりました。

 

――アナウンススクールには4~5つも行ったとか。それだけ通うのは珍しいですね。

西澤 私、本当に心配性で。テレビ局がやっているアナウンススクールは全部行った方がいいと考えたんです。

 実際はお金も時間もかかるから「こっちの局のスクールはしっかり行く。こっちの局は、夏休みの3日間コースで集中して行こう」と差をつけて、長い期間通っていたのは3つくらい。アルバイト代では足りないので、親にスクール代は出してもらってました。

――それだけスクールにも行って、お金も使っていたら、もう後には引けないですね。

西澤 引けないですね。何でもそうなんですけど、一度決めたら目標を達成するまで何が何でもやりきりたいタイプ。納得するまでやってダメだったらいいんですけど、何もやらずに「もう少しやれることがあった」となると、とても後悔しちゃうんです。

2013年の「ミス中央コンテスト」でグランプリ獲得

――そのためのステップの1つがミスコンへの出場ですね。ミスコンのプロフィールには「アナウンサー志望だということを知っていた友達が他薦してくれたため」とあります。

西澤 実は、自分からミスコンを運営している友達に「私、アナウンサーになるって目標があるんだよね」と相談して、「だったらミスコン出てみなよ」とうながしてもらいました(笑)。自分からは応募できなかったので、友達に言ってもらいました。

 

――限りなく自薦に近い他薦ですね(笑)。その甲斐あって、2013年の「ミス中央コンテスト」でグランプリに輝きます。

西澤 キャラクターも今ほど自分を出していなかったですし、当時が人生史上一番清楚だったと思います(笑)。

 ミスコンではサークルの仲間だったり、周りの友達がとても応援してくれました。グランプリを取った後に、応援してくれた友達が集まっている客席へ自然と深くお辞儀したことを今でもよく思い出します。

 ミスコンでは手紙を読むんですけど、そこでもアナウンサーになりたいと話しているんです。アナウンサー志望なのはみんな知ってる状態なので、さらに後には引けなくなりました。