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赤井 1~2年目はずっと、「いつまでプロレスやるの」と言われ続けていましたよ。でも3年目を過ぎてからは、何も言われなくなって。ケガをしていないかどうか聞かれることはあったんですけど。

 年が経つにつれて、プロレスのことよりも「早く孫の顔が見たいわ」と言われることのほうが増えていきましたね。それも私にプレッシャーをかけるような言い方ではなかったから、よくある“母親の小言”として捉えていました。

 

引退のことも父・赤井英和に伝えるべきだとは思っているが…

――会見では、父・赤井英和さんにはまだ引退を伝えていないとおっしゃっていましたね。その後、ご報告されたのですか?

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赤井 会見の次の日、朝の3時起きでシンガポール遠征に行って、1週間くらい滞在していたんですよ。帰国してからも、いろいろ対応しなきゃいけないことをビャーっとやって。

 そうこうしているうちに、この取材の質問事項に「父・赤井英和さんに引退を伝えましたか?」という内容があるのを知って、「やば! まだパパに言ってなかった」と思い出したんです。だから今日の取材前(このインタビューは14時から行われた)に電話で報告しようと思ったんですけど、午前中、病院に行ってたんですよね。そしてそのまま、文春さんの本社がある麹町に来ました。つまり、まだ伝えていません(笑)。

 会見でも言ったように、プロレスデビューするときに報告したから、引退のこともちゃんと伝えるべきだとは思っています。でも正直、「これってパパに言わなあかんことなのかな」とも感じているんです。

――すでに報道で知っている可能性もありますよね。

赤井 そうですよね。でも、皆さんに取材でよく聞かれるから、やっぱり報告したほうがいいのかしら……。

 

DDTの選手はみんなノーリアクション

――赤井さんの引退に対して、DDTの人たちはどんな反応でしたか。

赤井 高木(三四郎)社長もほかの選手も、「ずっとDDTにいると思っていた」と言ってくれました。デビュー当初はゲスト扱いだったけど、その言葉を聞いて「この10年で、DDTという家族の一員になれた」と改めて感じられたので、嬉しかったですね。