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「俺、先に逝くけどええの?」周りからは“援交”や“パパ活”と言われ…35歳差夫婦が語る、結婚するまでの壮絶な道のり――2023年上半期BEST5

『コアライオン年の差Life』インタビュー#1

2023/08/24
note

「事実婚推し」だった潤雅さん

――裕さんは“年の差”について、誰かになにか言われたりは?

 周囲に話してなかったんでね。というより、そもそも話す相手がいなかった。離婚のことも、潤雅と一緒になったことも報告してない。「俺の自由やろ」という話ですからね。

――潤雅さんの両親に入籍を勧められたとのことですが、おふたりとしては結婚を意識してはいたのですか。

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潤雅 変な考えかもしれないけど、結婚ってなんのためにするのかわからないってところが私にはあって。「紙切れひとつでなにが変わるのかな」とか。だから、事実婚でもいいかって。

 塩さんは、事実婚よりは籍を入れたほうがいいんじゃないかっていうタイプだったんですけど、私は「事実婚でいいやん。あこがれるやん」と事実婚推しで。

 正直、潤雅のことはあまり相手にしていなかったんですよ。でも、ガンガンとアプローチされるなかで「潤雅とやったら、もう一回やり直せるかな」と思えるようになってきて。その一方で「俺、先に逝くけどええの?」というのもありました。

 とにかく一緒におるんだったら、そのあたりはちゃんと筋を通さないと。それで「潤雅のご両親にも挨拶に行く」って言ったんです。

潤雅 塩さんは結婚という概念に縛られすぎているようにも感じたんです。私はそれも込みで「重荷になるような結婚じゃなくて、事実婚でいいんじゃないか」って思っていたんですけど。

――裕さんの親とも顔合わせをしたのでしょうか。

 親父は亡くなっているので、93歳の母親と。

潤雅 最初は会うのも拒否されるほどで。自分の息子が孫より年下の子と結婚するだけでなく、私が韓国籍なので「国際結婚ってどういうこと?」っていう。「それ以上は話を聞きたくない!」ぐらいの勢いでしたね。(#2に続く

2023年上半期「家族部門」BEST5 結果一覧

1位:徳川慶喜の玄孫が「家系の断絶」を決意した理由とは…120年以上続く名家の「家じまい」事情
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3位:「日本で妻を見た赤ちゃんが泣き出して…」「息子が何か言われることがあるかもと」アフリカで国際結婚した元警察官(39)が、それでも日本で暮らし始めたワケ
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4位:「俺、先に逝くけどええの?」周りからは“援交”や“パパ活”と言われ…35歳差夫婦が語る、結婚するまでの壮絶な道のり
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5位:「エアコンが買えず、夏は扇風機だけ」「ランドセルが高すぎて…」中3で妊娠した母親(21)が語る、“ひとり親”育児のリアル
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