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 またこの間に、デビュー時から安達に付き添い「一卵性母娘」と呼ばれるほどの関係だった母の有里さんが06年にヘアヌード写真集を発売、09年にAVデビュー。有里さんのこうした奔放な活動が原因で母娘の不仲説が報じられるなど、女優としての活動よりもプライベートばかりが注目される不遇の時代が続いた。

「酷ければ酷いほどエロいんだ!」

「そんな安達にとって転機となった作品がふたつある」と語るのは、前出の芸能記者。

「ひとつ目は2013年9月、芸能生活30周年のタイミングで発売した写真集『私生活』です。タイトルの通り、安達の日常生活に迫った写真集で、自宅のベッドに横たわるなど自然体の安達の姿が収められている。『自分自身が伝わるなら綺麗な体じゃなくてもいい』と、ほとんどがすっぴんで、修正なしにこだわった。初めてのセミヌードにも挑戦しており、手ブラのショットや白いシャツにバストトップが透けるショットなど、これまでにない大人のセクシーな姿を披露して世間を驚かせました」

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芸能生活30周年のタイミングで発売した写真集『私生活』

 カメラマンの桑島智輝氏とは、2年がかりの撮影を経て親密な関係になり、写真集の発売後に再婚も果たした。

 そしてその翌年、もうひとつの大きな転機となる作品に巡り合う。安達が初めてフルヌードに挑戦し、ハードな濡れ場を演じた映画『花宵道中』だ。

『花宵道中』

「安達が20年ぶりの主演作で演じたのは吉原の花魁・朝霧。うなじから背中が見える抜き襟のなまめかしい花魁衣装に身を包み、計3回の濡れ場を演じた。遊郭でお客をとる場面、悪徳商人に凌辱される場面、思いを寄せる染物職人と結ばれる場面と、それぞれの濡れ場を完璧に演じ分けて主人公の心情を見事に表現し、世間を驚かせました。

 特に2回目の6分間に及ぶ凌辱シーンは監督から『酷ければ酷いほどエロいんだ!』と言われ、アクションシーンを演じるかのように全力投球で挑んだとか」(前出・芸能記者)