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整理しておくと、マイナ問題は初期にありがちな現場のミスだけが問題なのだろうか。そうではなく自治体などへの責任転嫁などを始めとする政府の態度を多くの人が問題にしているのでは。結局これも「話のすり替え」にギョッとしているのだ。
混迷を極め、喜劇的な展開に…
マイナ中間報告の翌日(8月9日)、新聞各紙に共通していたのは「マイナ総点検と自治体」についての見出しだった。
朝日『自治体困惑 点検の負担重く』
読売『総点検 自治体に負担』
毎日『今後の点検 自治体不安』
産経『膨大作業 疲弊する自治体』
東京『マイナ総点検 自治体困惑』
日経『自治体に負担、支援不可欠』
地方紙は、いかに地元の現場が『膨大作業 疲弊する自治体』(産経新聞)という状態に追いやられているか、いちいち報道する機会がやってきた。
そして今回の問題は喜劇的な展開にもなっている。マイナ保険証の未取得者に代わりとなる「資格確認書」が交付されるため、
『「二つの保険証」こうなる』
という記事もあった(東京新聞8月11日)。
真面目に解説している記事なのですが「二つの保険証」って、平成初期に勃発した「加勢大周、新加勢大周」の2人を思い出してしまいます(各自確認)。あの混乱も事務所とのトラブルから発生した珍事でした。
真面目な新聞記事なのに面白いというのはこちらもそう。