「ユーだけだからね、5万円は」
大島氏が家庭の事情で栃木に転居することになり、それをジャニー氏に伝えると、性行為の後に渡される金額が5万円にアップした。
「内緒だよ、みんな1万円だから。ユーだけだからね、5万円は」
その5万円と引き換えに、大島氏は領収書を書くよう求められた。
「名前と金額を書かされました。コンビニで売っているような細長い領収書に比べて、真四角に近い形だったのを覚えています。名目にはあらかじめ『交通費』と書いてありました」
結局、2000年の夏に退所するまでの約2年間で、大島氏は、計200回の性被害にあったという。
「いまでもジャニーさんの行為が突然フラッシュバックして、気分が悪い状態が1週間ほど続くこともある。ジャニーズ事務所を離れてから23年間、こうした後遺症と付き合ってきましたが、もう一生治らないでしょう」
大島氏の新証言についてジャニーズ事務所に事実確認を求めると、「現在、再発防止特別チームによって検証いただいている状況のため、回答は差し控えさせていただきます」と答えた。
8月22日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および8月23日(水)発売の「週刊文春」では、大島氏の独占インタビューを2ページにわたって掲載する。ジャニー氏の性加害の新たな手口に加え、後にCDデビューしたジュニアからかけられた言葉、そしてハワイ撮影における性加害の実態なども語っている。
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