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「いい加減にしろよ、死ねってメールが毎日」「口に出すのも憚られるヒドいものも…」“ジャニーズ性加害問題”元ジュニア3人が「4カ月の誹謗中傷」を語り尽くした

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「数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」

 ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題。8月4日、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会は記者会見を開き、ジャニーズ事務所と被害者の双方からヒアリングを行ったとして、声明を発表した。

 真っ先に実名で告発し、8月9日発売の自伝本「ユー。」でも当時の体験をつづったカウアン・オカモト氏(27)。つづいて声を上げた橋田康氏(37)。忍者のメンバーとしてデビューも果たした志賀泰伸氏(55)。世代も異なるこの3人の元ジャニーズジュニアが、8月10日発売の「週刊文春」夏の特大号および「週刊文春 電子版」にて、これまでの闘いを語り合った。

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児童虐待防止法の改正に賛同する署名を共産党に提出した ©時事通信社

今まで様々な告発本があったのに報道されずスルーされていた

カウアン 僕が自分の体験を話すきっかけの1つには、昨秋のKing & Princeのメンバー退所報道があった。自分とほぼ同期の彼らも芸能活動に悩んでいたんだとわかり、自分自身のことについても、「ここで素直になろう」「自分に嘘はつきたくない」と思ったんです。

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