今年7月、国連人権理事会の作業部会によるヒアリング調査が行われるなど、新たな展開を見せるジャニー喜多川氏の性加害問題。今回新たに元ジャニーズJr.の大島幸広氏(38)が「週刊文春」の独占インタビューに応じ、ジャニー氏から受けた被害の詳細を明かした。
今年8月、大島氏は、国連のヒアリングを受けた「ジャニーズ性加害問題当事者の会」(平本淳也代表)に8人目のメンバーとして加わった。そんな大島氏がジャニー氏からの性加害に遭遇したのは、初対面の日だった。
「脚を揉んでくれたのですが、どんどん手が上に…」
1998年、中学2年の大島氏がジャニーズ事務所に履歴書を送ったところ、ジャニー氏から渋谷のNHKでのダンスレッスンに呼び出され、初対面にもかかわらず「ユー、今日、家泊まっちゃいなよ」と誘われたという。
ジャニー氏の自宅マンションで入浴を終えた大島氏は、上階のベッドが四つ置かれた部屋に連れて行かれ、ジャニー氏によるマッサージを受けた。
「優しいんだな、この人、と。仰向けになって脚を揉んでくれたのですが、どんどん手が上にいって……」
ジャニー氏は、「邪魔だから、もう脱いじゃいな」と、大島氏のパンツをずり下げた。
「まず手で始まりました。もう緊張しちゃって、天井しか見ていなかった。『寝ちゃいな』と言われて、目をつぶったんですよね。それから咥えてきて。初めてだから全然意味がわからないし、されるがまま。それで終わると、飲んでしまいました。『寝ちゃいな』と部屋を出て行きましたが、寝られるワケないですよね」
13歳の大島氏にとって、それは初めての性行為だった。翌朝、ジャニー氏は「はい、これ」と1万円を手渡し、「ユー、今日、雑誌の撮影あるから」と告げたという。