8月15日の公演以降、当面休養することが発表されている宝塚歌劇団星組のトップスター礼真琴が、公演中止後に車イスで東京宝塚劇場を去っていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

泣く場面ではないところで泣き始め、観客席からはざわめきが

 異変が起きたのは、東京宝塚劇場で公演中の礼主演の舞台「1789~バスティーユの恋人たち~」の幕間だった。二幕の幕が上がる前に、その日の公演の中止が観客たちにアナウンスされ、その後、トップスターの“当面の休養”が正式に発表された。

礼主演の舞台「1789~バスティーユの恋人たち~」のポスター

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「その日は異様な空気が流れていました。オープニングで指揮者が首をかしげていたり、『革命の兄弟』という歌のシーンでは、歌い始めた礼さんの声が掠れていたのが気になりました。しかも、歌いながらポロポロと大粒の涙をこぼし始めたのです。泣く場面ではなかったので、観客席からはざわめきが起こりました」(観劇していたファン)