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《近本に死球を与えて肋骨骨折を招いた巨人・高梨のSNSに罵詈雑言を書きなぐり、本人同士に遺恨はないにも関わらず近本の復帰後も執拗な大ブーイングを浴びせ続けている。》(夕刊フジ8月26日付)

 ほかにも、

《18日のDeNA戦(横浜)では京田の“走塁妨害”をめぐる判定が岡田監督の約5分にわたる猛抗議につながり、左翼席の虎党たちも一気にヒートアップ。グラウンドに多数のメガホンが投げ込まれ、試合終了後のヒーローインタビュー中にも容赦ない罵声が飛んだ。翌19日のカード第2戦でも阪神ファンから“目の敵”にされた京田は特大のブーイングを浴びるハメになった。》(東スポWEB8月22日)

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岡田彰布監督 ©文藝春秋

 もちろんブーイングという一般的な表現もあるが、

《誹謗中傷が大きな社会問題となっている昨今だけに、このような一部阪神ファンの振る舞いを否定的な目で見る向きは当然多い。》(東スポWEB同)

 阪神は24日、球団公式ホームページで一部のファンに注意喚起。誹謗中傷、過度なやじ、替え歌などで相手を侮辱するなど、観戦マナーに反する迷惑行為が散見しているとし、「ご観戦にあたり、このような行為は絶対におやめください」と嘆願した。

「東スポ」からの粋な提案

 過激すぎて他の観客の迷惑にもなる「応援」は一体どうすればよいのか? 東スポが阪神ファンに提案していたのがこちらだ。

『虎党新ブーイング 爆お~ん!! 大合唱や』(8月23日付)

 阪神・岡田監督の口癖としてブレイクしている「お~ん」を、

「これからはブーイングをしたい相手選手に『お~ん!』の声を一斉に浴びせてみてはどうでしょうか? こちらの方が阪神らしくていいのでは」という在阪の放送関係者のアイデアを一面で載せていた。

 ありがとう東スポ! 世の中がピリピリしているときこそあなたは必要だ。私はこれからも東スポを「応援」します。