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《「応援の底力」を実感する夏。慶応はエグいな。味方を鼓舞し、相手には計り知れない重圧を与える。》
そのうえで、
《「声だし」が全面解禁された今季、阪神と広島が好調なのは偶然じゃない。甲子園やマツダスタジアム自体が戦力なんだ。今さらだけど思い知らされました。》
なるほど、この見立ては面白い。当然ながらプロでも応援はえげつない力になる。ちなみに「今さらだけど思い知らされました」は報知の名物コラムだけに阪神や広島に負けたあとの巨人側の実感として味わいがある。
ワイドショーでは否定的な反応も
さて「応援の力」のえげつなさについては否定的な反応もあった。
『玉川徹さん、朝ワイドで「慶応の応援、ちょっとフェアじゃない」にスタジオ、SNS様々な声』(中日スポーツWEB版8月24日)
「羽鳥慎一モーニングショー」で宮城県出身の玉川徹氏は「両校素晴らしい戦いをされた」と総括しつつ、
《「仙台育英の選手はスタンドとも戦わなきゃいけなかった」と指摘。「これは仙台育英を応援していた私としてはですね、ちょっとフェアじゃないんじゃないの」と加え、「だけど絶対に言わないです、仙台育英の選手も監督も」「だから代わりに僕が言います」とその思いを代弁した。》
番組には慶応高校野球部OBで元日本ハム投手の白村明弘氏も出演しており、
《「応援も含めてのチームって思う方もいらっしゃいますし」と慶応側に共感しつつ、「逆の立場だったら、選手以外とも戦わなきゃいけないというのは嫌だと思う。でもそこを制限するのは難しい」と複雑な表情を浮かべた。》
テレビが慶應にやさしい理由?
まさに応援合戦とでも言おうか。さらに言えば応援と言っても球場内だけではなく「外」からの応援もある。