――アイドルからモノマネをやりだしたきっかけはなんだったのでしょう。
おかもと 東京の子ってみんなかわいくてスタイルのいい子ばっかりだったので、体と顔じゃ勝てないと思ったんです。そんな時、オーディションでスザンヌさんに声が似てるとか、顔が鳥居みゆきさんに似てると言われていたこともあり、だったらプラスαの武器を用意しようと思って、モノマネを始めました。
古賀シュウさんの助言で始めた広末涼子のモノマネでブレイク
――ブレイクのきっかけは、2009年に初出場した石橋貴明さんなどが審査するテレビ番組「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で披露した広末涼子さんのモノマネでした。
おかもと 実は「細かすぎて~」のオーディションは何回も受けていて、スザンヌさんとか鳥居みゆきさんとか松野明美さんとかをやってたんですけど、ずっと落選していました。
そんな時、先輩モノマネ芸人の古賀シュウさんが、「おかもとは髪が短いし広末さんに似てる。それに、タカさんは広末さん好きだからモノマネしたらいいんじゃない?」とアドバイスをくださって。
その古賀さんのアドバイスで、番組に出ることができたんです。
――たくさん広末さんの映像を見て研究されたそうですが、広末さんのいちばんの魅力はどこだと思いますか。
おかもと やっぱり透明感ですね。薄い水色が似合うイメージというか、あの透明感って生まれ持った才能だと思いました。実際にお会いしたこともあるんですけど、やっぱり光ってるんですよ。
本人からは「どんどんやってください」
――ご本人にお会いされたことあるんですね。
おかもと たまたま数年前に家の近くで広末さんがドラマの撮影をしていてお会いすることができました。すごく遠くの方で撮影されてたんですけど、私を見つけた広末さんが笑顔で走って来てくれて、「モノマネとか全然されないんでどんどんやってください」と言ってくださって。緊張しすぎて写真を撮り忘れたことは一生の不覚です。
――「細かすぎて~」で広末涼子さんのモノマネを披露した時、「これはいける」みたいな手応えはありましたか。
おかもと それがまったくなくて。正直、似てる実感もなく、どうなのかなぁって確信を持てずにいました。どちらかというと私のお姉ちゃんの方が広末さん似で、私は山川恵里佳さんに似てると小学生の時からよく言われてたんです。あ、ちなみに山川さんご本人も公認です(笑)。
そんな感じで手応えもないままいたので、放送後の反響が大きくてビックリしました。