森氏は“豪華アメリカツアー”に参加していた
実はこの時、森氏はアメリカ・ボストンにいた。9月12日から18日の日程で行われた「幼児教育研修」と名付けられた7日間のツアーに、次女同伴で参加していたのだ。
今回のツアーでは、全米有数の学園都市として知られるボストンで、視察やハーバード大学の幼児教育研究の教授などによる講義を予定。森氏も「日本政府の異次元の少子化対策」と銘打って講演する日程も組まれていた。
「研修代金は38万円超で、別途旅行代金として60万円が必要。宿泊先には、最高級ホテルとして名高いシェラトンコマンダーが用意されており、合計約100万円の豪華ツアーです。定員は20名とされていましたが、高額のため、なかなか参加者が集まらなかったようで、森氏も地元、いわき市で幼稚園を経営する後援者などに声をかけて参加を募っていました」(事情を知る関係者)
「被災地にも来ないで、いったい何をしているのか」
だが、そんな森氏に対して、豪雨で未だ復旧作業が続けられている地元の福島県からは怒りの声が上がっている。
「この大変な時期に地元選出の国会議員が被災地にも来ないで、いったい何をしているのか」(地元住民)
この豪華ツアーについて森氏の事務所に尋ねたが、期日までに回答はなかった。
現在配信中の「週刊文春電子版」では、森氏が参加した豪華アメリカツアーの詳細、ツアーを企画した“安倍昭恵氏と昵懇”東証プライム上場企業の女性会長の名前、森氏の地元から上がっている怒りの声、自民党福島県連が明かした森氏を待ち受ける厳しい状況などを報じている。
※取材の際に事実誤認がありました。タイトルと本文の一部を訂正しています(9月22日追記)。
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