「車が恋人」なんて言葉もあるけれど、大切な誰かと「好き」を共有できればサイコーだ! 恋に車に、人生を謳歌する車好き女子たちの素顔とは⁉

 今回は、「FUELFEST JAPAN 2023」出展者のなかから「青空」さんをご紹介。

スポーツカーマニアの彼氏にその魅力を教え込まれた

◆◆◆

ADVERTISEMENT

ガソリンスタンドでRX-7を眺めていたら…

 昔から車は好きだったのですが、どちらかと言えばハマーとかFJクルーザーとか、大きな車に乗りたいと思っていたんですよね。スポーツ系の車に興味を持ったのは、今の彼氏と付き合いはじめたことがきっかけです。

「青空さん」のMR2。純正プラスアルファの控えめな仕様だ

 彼と出会ったのはガソリンスタンドで、止まっていた彼のRX-7を眺めていたら、「車好きなんですか?」と声をかけられて。正直ちょっと怖かったですけど、車の話で盛り上がり、それからはスーパーGTにフォーミュラと、スポーツカーが集まるところに連れ回されるようになったんですよ。

 特によく行ったのは大黒ふ頭ですね。それこそ毎週のように……。そこで「これがZ34だよ」とか教え込まれていくうちに、気づけば私も染まってしまっていました。彼は「絶対に趣味を理解してくれる人がよかった」と言っているので、まんまとしてやられた感じですね。

90年代国産スポーツカーらしい簡素な内装

 MR2に乗るようになったのは、彼に勧められて読んだ『頭文字D』の影響です。主人公のライバルキャラとして出てくる小柏カイが好きなんですよ。目の付け所がおかしいって、よく言われますけど……「インベタのさらにイン」とか、アグレッシブな走りが燃えるじゃないですか。

高い運転技術を要すると言われるミッドシップエンジン搭載車

 でも私自身は、峠を攻めるような走り方はしていません。休みの日は車好きの知り合いとドライブに出かけて、みんなで写真を撮る、みたいな楽しみ方が多いですね。あとはデートで彼のRX-7と連なって出かけたり。どっちもリッター3kmくらいしか走らないので、燃料代がヤバいんですけどね。

 ただ、車体そのものは結構安く手に入れられました。当時は車屋さんに勤めていたので、仕入れに近い値段で買わせてもらえたんですよね。今は休職中なので、金銭的にちょっとキツいですけど、余裕ができたらエアロを組んで、色もピンクに塗り替えたいと思っています。

『頭文字D』の登場人物「小柏カイ」に影響されMR2を選んだ

 今後はホテルのドアマンとして就職が決まっていて、お客様の車を移動する係として働ける予定です。色々な車を運転できるのは楽しみな反面、ちょっと怖い気持ちもありますね。しっかり責任を持って運転したいと思います。