タレントで俳優のMEGUMIが今年4月に出した自身初の美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)がベストセラーになっている。

 彼女が美容に目覚めたのは30歳のときだという。それまでケアを怠ってきたのがたたって、肌は乾燥してくすみ、ほうれい線がくっきり刻み込まれていた。そんな彼女に対し、ネットには「MEGUMI劣化」「MEGUMI老けた」などと心ないコメントがあふれた。

ベストセラーになった『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)

 それに気づいてからというもの、よいと聞いた美容術はとにかく試し、その数は1000種類におよぶという。そのなかから彼女が本当によかったと思うアイテムやハウツーをまとめたのがこの本である。どれも手軽に始められそうで、それが具体的な体験談とともに紹介されているとあって、多くの人が飛びついたのもうなづける。

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 そのMEGUMIはきょう9月25日、42歳の誕生日を迎えた。昨年のあるインタビューで彼女が語ったところでは、《今思うと、30代って暗黒期だったと思うんですよ》という(『週刊大衆』2022年11月21日号)。

20代のときのMEGUMI ©文藝春秋

結婚・出産後に訪れた「暗黒期」

 26歳で人気バンド・Dragon Ashのボーカル・降谷建志(Kj)と結婚するとすぐ一児を儲けているだけに、傍から見れば彼女の30代は幸せそのもののように思われた。本人も妊娠中はこのまま専業主婦になるのかなと思っていたらしい。しかし、いざ出産すると、子供が生まれてすぐには家から出られないことに耐えられないとはっきり気づいたという。結局、産後2週間で仕事に復帰する。

 ただ、子供を儲けてから来る仕事は、必ずしも彼女の本意に沿うものではなかったようだ。先のインタビューでは、次のように語っている。