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「嫁や娘をどうされてもいいのか?」と”豹変”した小松
「確かに昔知っていた小松はすぐカッとなる男でした。ただ、パチンコ店を辞めて今はまともな大人になったのかなと。なので、ビジネスパートナーになるつもりで、出資金200万円を小松の口座に振り込んだんです」(A氏)
A氏は投資話をする際に小松を自宅に招いた。一時期は家族ぐるみの付き合いをしていたという。ところが、フランチャイズ経営の話については、一向に進展がなく、焦れていた。しびれを切らしたA氏は2021年4月、小松が元交際相手に家賃だけ支払わせていた茨城県牛久市のアパートに向かった。そして「自分が出資した金はどうなっているのか」と小松を問いただしたという。
すると、小松は表情を歪ませて“豹変”したのだという。
「お前、俺のことを疑ってんのか。嫁や娘をどうされてもいいのか?」
A氏が振り返る。
「元々、小松はヤクザと関わりがあるということを吹聴していました。さらに、スマホにはボコボコに殴って血まみれにした人の写真を保存している。それもあり、凄まれてビビッてしまいました。『どうやってケジメつけるんだ?』と詰められ、内心では『何のケジメ?』と思ってはいたのですが、とにかくこの場を収めたい一心で金を渡してしまった……。慌てて銀行に50万円を下ろしにいって、小松に手渡しました」
合わせて250万円を小松に奪われたA氏だったが、これで終わらなかった。
「これだけじゃ気が済まない。どうしてくれるんだよ!」
そう言って小松は迫ってきたという。